快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第231回
231回目のブログ投稿です!
11月11日です!
電池の日です!
昔はミニ四駆のために単3電池にこだわっていた
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と脚の長さです。
変形性股関節症の患者さんで
片方の股関節だけが悪い場合には、
反対の正常の股関節と比べて、
変形がある股関節は軟骨や骨がすり減っている事が多いため
変形がある股関節のほうの脚が短いことが多くなります。
人によっては数ミリの脚長差の場合もあれば
変形が強い場合には2~3cm
さらに4cm以上超えるような人もいます。
脚長差が大きくなると
墜落性跛行(ついらくせいはこう)といい
左右の脚の長さが異なるため
片方の足が地面につくときに墜落するように落下する歩き方になってしまいます。
そのため、
人工股関節置換術を行う際には
脚長差を揃えることが非常に重要です。
手術によって脚長差を揃えることによって
歩くときのバランスが改善されます。
しかし、
変形性腰椎症や変性側弯症などがあり背骨が曲がっている場合、
元々骨盤が傾斜している場合、
膝や足関節に変形がある場合には
それらを考慮して脚の長さを調整しなければいけません。
ただ単純に脚の長さを揃えればいいわけではないのです。
元々どのくらい脚が短いのか
脊椎の状態、骨盤の状態、膝の状態、足関節の状態等
すべてを考慮して
詳細な手術のシミュレーションを行う必要があります。
そのため
私は手術を行う患者さんには
股関節の検査だけでなく
背骨全体や下肢全体の検査を行っています。
本日のまとめ
股関節の評価だけを行って手術をするのはダメ。
月に1回程度はみなとみらいに繰り出す
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
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世田谷人工関節・脊椎クリニック
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