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2020.10.03リハビリテーション

第51回 痛みとリハビリテーション②

第51回 痛みとリハビリテーション②

Good Joint Life

-人工関節とリハビリテーションのブログ-

第51回 痛みとリハビリテーション ②

 

 

皆さまこんにちは。世田谷人工関節・脊椎クリニックの生井です。

 

前回は、痛みの原因と治療、痛みに対するリハビリテーション治療の概要について書きました。

 

今回も「痛みとリハビリテーション」について書かせていただきます。

 

なぜ私が痛みのことについて今回書き始めたかというと、ここ10年ほど痛みのことについて考えてきたことを一回まとめてみようと思ったからです。

 

ここ最近は、前回も少し出てきた国際疼痛学会(IASP:International Association for the Study of Pain)の参加、愛知医大の痛みセンターの見学、慢性疼痛に対する認知行動療法実施者育成研修、慢性疼痛診療体制構築モデル事業 医療者研修会などに参加し、痛みについて考えてきました。

 

特に慢性疼痛に対する勉強を深めてきました。

 

慢性疼痛とは、「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み,あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」(IASP)とされています。

 

どれくらいの期間持続すれば慢性疼痛となるかについては、以前は6ヶ月以上とされることが多かったですが、最近では3ヶ月以上とすることが多いようです。

 

慢性疼痛の症状ですが、痛みが続くことによる筋力の低下や活動性の低下だけでなく、精神・心理的に影響が生じることもあり、それゆえ社会活動や経済活動にも影響を及ぼします(慢性疼痛治療ガイドライン 2018)。

 

前回も書きましたが、まずは痛みの原因をきちんと診断してもらい、治療に時間がかかる場合は焦らず根気強く治療を続けることが大事です。

 

慢性疼痛の治療は、薬物療法、インターベンショナル治療(神経ブロックなど)、心理療法、リハビリテーション等の様々な治療を組み合わせて行うことが重要です。

 

慢性疼痛におけるリハビリテーションの目的は、疼痛除去ではなく、日常生活の機能面に及ぼす痛みの影響を減弱させる介入と段階的な身体運動の実践(運動療法) (2018 慢性疼痛治療ガイドラインより引用)だと考えています。

 

私たちは患者さんが自宅環境でできる運動と生活指導が重要だと考えており、当院のリハビリテーションもこの運動指導・生活指導を重要視しています。

 

少し難しかったと思いますが、本日もお付き合いいただきありがとうございました。

 

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