このページのポイント
- 脊椎の構造と役割:脊椎は24個の骨で体を支える支柱であり、大切な神経(脊髄)を保護する支柱です。
- 代表的な疾患と症状:加齢や負担によりヘルニアや脊柱管狭窄症が起こりやすく、痛みだけでなく手足のしびれや歩行障害を招くことがあります。
- 治療の考え方:保存療法で改善しない場合や神経症状が強い場合は、後遺症を防ぐため適切なタイミングでの手術検討が重要です。
- 早期受診の大切さ:脊椎の異常は生活の質に直結するため、違和感があれば放置せず、早めに整形外科を受診することが推奨されます。
脊椎とは
圧迫骨折とは?
脊椎とは、いわゆる背骨のこと。医学用語では、背骨のことを脊椎や脊柱といいます。
脊椎とは、人体のなかで非常に長い部位を占めており、成人男性の場合には約40cmにも及びます。
脊椎は頭と骨盤の間に24個の骨が連なって構成されており、頭の方から頚椎、胸椎、腰椎と呼ばれています。(*1)
一つ一つの骨のことを椎骨といい、頚椎は7個、胸椎は12個、腰椎は5個の椎骨が連続しています。(稀に胸椎が11個や、腰椎が6個の方もいます)。
これらが協働しながら動くことで、人間は立ったり歩いたり、日常的な活動を行うことができるのです。
椎骨は複数のパーツで成り立っており、前方(腹側)には支柱となる椎体があり、後方(背側)は椎弓があります。
椎弓は文字通り弓のような形をしていて、上下の椎体と連結するため関節突起や棘突起などの凹凸があり、非常に複雑な形状をしています。
そして、椎体と椎弓で囲まれた空間を椎孔(または脊柱管)といい、その親指ほどのトンネルのなかを、脳から続く重要な神経である脊髄が通っています。(*1)

椎骨と椎骨の間には椎間板という、やわらかいゲル状の組織があります。
これは、骨と骨がぶつかるときの衝撃を吸収したり、体重を支えたりなど、さまざまな働きを担っています。(*2)
ちなみに、脊椎と似た意味を示す言葉に、脊柱があります。
どちらも背骨を指す言葉であるため、「脊椎と脊柱の違いは?」と混乱することもあるかもしれません。
正確に定義すると、両者の意味合いは異なります。
一般には、背骨(脊椎)が柱のように連なっている状態や骨組みのことを脊柱といい、骨の解剖学である骨学では、背骨のことを脊柱と呼んでいます。
ただし、動物学では脊椎や脊柱の区別があまり付けられておらず、医学的な側面からみると、「脊椎疾患」「脊椎外科」というように、脊椎という言葉が多く用いられています。(*3)
(*1)一般社団法人 日本脊髄外科学会
(*2)日本機械学会論文集(C編) 78 巻 791 号 (2012-7)
(*3)脊髄外科 VOL.28 NO.3 2014年12月
脊椎疾患の症状
脊椎の疾患にはさまざまなものがあります。
特に多く見られるのは腰痛です。厚生労働省が発表した「令和4年国民生活基礎調査」の結果によると、「性別にみた有訴者率の上位5症状」では、男女とも腰痛が第1位を占めています。
また、日本整形外科学会の調査によると、日本で腰痛に悩まされている人は約3000万人いると推測されており、日本人の約8割が生涯において、一度は腰痛を経験する、ということもいわれています。(*4)
「腰痛」とひとくちにいってもその病態は多彩であり、いわゆるぎっくり腰のような急性腰痛症から、何週間も症状が持続する慢性腰痛まで、非常に多くの種類があります。
腰痛を引き起こす原因も多く、加齢によるものや、外傷によるもの、神経の損傷によるもの、内臓疾患や感染症、炎症性疾患によるもの、さらには生活環境や生活習慣、ストレスなどが引き金となるものなどさまざまあります。

そのため、腰痛は日本人の国民病とも称されるほど、多くの人が症状に悩まされることになるのです。
そのほかにも、脊椎疾患にはさまざまなものがあり、出現する症状も疾患や病態によって異なります。
痛みが出るものや、手足を動かしづらく感じるもの、手足の運動障害や麻痺が出現するものなどありますし、そのほか「上肢だけが痛い」「下肢だけが麻痺する」など、症状の出現する部位も異なります。(*5)
また、加齢を原因として症状が起きることもあり、たとえば脊椎が変形する変形性脊椎症も、足のしびれや痛み、腰部痛などを引き起こす疾患です。
ここで特に注意したいのが、運動障害や麻痺を伴う脊椎疾患です。
手足を思うように動かせない、しびれる感じがする、麻痺するといった症状は、脊髄や末梢神経が傷ついておきる現象です。
なぜ、脊椎の疾患で脊髄や末梢神経が傷つくのかというと、脊椎が損傷を受けることで、脊柱管の内部を走っている脊髄や、脊髄から枝分かれした抹消神経が傷つくことがあるからです。
たとえば患者数の多い椎間板ヘルニアは、加齢などを原因として椎間板の変性が起こり、組織の一部が飛び出してしまうことをいいますが、この飛び出した組織が脊柱管にぶつかり、内部を走っている脊髄神経を圧迫すると、しびれや麻痺などの症状が起こります。
さらに疾患によっては、排便や排尿を司る神経が刺激されることもあり、その場合には膀胱直腸障害といって、「尿が出にくい」「残尿感がある」「頻尿」「肛門に力が入らない」「便が漏れる」といった症状が出現することがあります。
こうした神経症状が進行すると麻痺や痺れの範囲が広がるなど、重症化することがあります。
場合によっては手術をして神経の圧迫を取り除く治療が必要になることもあるため、しびれや麻痺などの神経症状が見られる場合には、できるだけ早く診察を受けることが大切です。
(4)全国健康保険協会
(5)一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
代表的な脊椎疾患とは
脊椎の疾患にはさまざまなものがありますが、ここでは代表的なものに絞って解説します。
脊椎の疾患を調べるには「症状から調べる方法」と「部位から調べる方法」の2種類がありますが、今回は頚椎と腰椎に分類して疾患を説明します。
なぜ、頚椎と腰椎のみ疾患の解説を行い、胸椎は不要なのかというと、胸椎の疾患は頻度としては非常に少ないからです。
胸椎は頚椎や腰椎に比べて動きが少なく、国内で報告されている胸椎の脊椎疾患の数は多くありません。(*6)(*7)
ここでは、脊椎の疾患として発症数が多い頚椎と腰椎に絞って解説を行います。
そのほか、全身に影響が及ぶ、いわゆる“骨の疾患”として、側弯症や骨粗鬆症などを解説します。
脊椎の疾患のなかには自然治癒が見込めるものもありますが、放置することで症状が急激に進行し、障害がさらに広範囲に及ぶものもあります。
「おかしいな」と違和感を覚えたら、早めに整形外科を受診しましょう。
(*6)一般社団法人 日本脊髄外科学会
(*7)整形外科と災害外科 69 : (4)814〜816, 2020.
1.頚椎疾患
頚椎は頭を支える骨であり、人間の頭の重さは成人で約4〜6kgとされています。
スイカ一個分くらいの重さの頭を細い首の骨が支えていることからも、首は疾患の多い部位であることがわかります。
特に気をつけたいのが、姿勢です。
人間の首はゆるやかにカーブを描くことで、頭の重みが適度に分散され、骨への負担を軽減しているのですが、うつむく角度が大きくなればなるほど、首にかかってくる負担は大きくなり、たとえば45度首を傾ければ首にかかる負荷は22kg、60度傾ければ27kgになることがわかっています。

そのため、普段から姿勢の悪い人や、首に負荷のかかる仕事をしている人などは、首周りの筋肉などに負担がかかり、首の痛みや上肢のしびれなどの症状を引き起こしやすくなるのです。
頚椎疾患で多く見られるものとして、以下の4つを取り上げてみます。
1.頚椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニアとは、頚椎において椎間板の突出が起こり、さまざまな症状を引き起こす疾患です。

頚椎は7つの椎骨が連なっており、一つ一つの骨の間には椎間板が存在します。
椎間板は水分を多く含む柔らかい髄核と、丈夫なコラーゲン繊維によって作られる線維輪によって構成されており、線維輪が髄核を取り囲む形で衝撃を吸収する役目を果たしています。
しかしこの椎間板は、常に負荷のかかる部位であるため、10代後半から変性(老化)が始まり、髄核に含まれる水分の量が減少したり、線維輪に小さな断裂や亀裂が生じたりして、少しずつダメージが大きくなっていきます。
やがて、線維輪の亀裂から髄核が脱出してしまうことがあり、その状態を頚椎椎間板ヘルニアと呼んでいます。

頚椎椎間板ヘルニアは中高年に多く発症する疾患で、頚椎の疾患ではもっとも頻度の高い病態のひとつとされています。(*8)
一般的に症状は左右どちらかに見られることが多く、ヘルニアの突出方向によって出現する症状は異なりますが、片側の頚部から肩および肩甲骨や腕などにかけて痛みやしびれ感が生じたり、筋力低下を呈したりするほか、中央に大きく飛び出して脊髄を圧迫した場合には手指の細かな運動がしづらい、歩行障害や膀胱直腸障害(頻尿、尿閉、尿失禁など)などの症状が見られることがあります。
原因は加齢のほか、首に負担がかかる姿勢での仕事や、スポーツなどがきっかけとなることもあります。
レントゲンやMRI検査を行い、神経の圧迫程度などを正しく評価したのち、まずは、頚椎カラーなどの装具を着用し、首の安静を保持しながら、鎮痛剤や神経ブロックにより症状の緩和を行います。
しかしそうした保存的な治療があまり功を奏さない場合や、手足の動きが悪くなってきた場合などは、手術を行うこともあります。(*9)
2.頚椎症性脊髄症
加齢とともに首の骨やその周辺にある組織が変形することによって起きる疾患のことを頚椎症といいます。これにより骨と骨の間にある椎間板が変性して狭くなったり、靭帯が厚くなったり、骨が棘状になる骨棘を形成したりすることで、痛みやしびれなどの症状が起こります。
頚椎症は10〜80代まで幅広く見られる疾患であり、比較的若い年代はパソコンやスマートフォンを使うときの不良姿勢を原因として発症するケースが多くなっています。
一方、中高年者の場合には加齢を原因として発症するケースが目立ちます。
この頚椎症によって、脊柱管の内部を走っている脊髄が圧迫される疾患を頚椎症性脊髄症といいます。

頚椎症性脊髄症を発症すると、ボタンのはめ外しや箸の使用、字を書くことなどが不器用になったり、歩行時に脚がもつれたり、といった症状が出現します。
そのほか手足のしびれが見られることもありますし、尿や便などの膀胱直腸障害が入られたりすることもあります。(*10)
その場合には脊椎脊髄の専門医の診察が必要です。
頚椎症性脊髄症の診断にはレントゲンで骨の状態を調べることと、MRI検査で神経の圧迫程度を確認することが必要です。
軽いしびれや痛みなどであれば薬物療法を行い、経過観察をすることもありますが、症状の改善が見られない場合や、運動麻痺や筋力低下が見られる場合には手術が必要になります。(*11)
3.頚椎症性神経根症
頚椎症のなかでも、神経根に障害を引き起こしているタイプのものを頚椎性神経根症といいます。
神経根とは、脊髄から枝分かれした細い神経のことであり、これが圧迫されると腕や手指に強いしびれ感や痛みを感じることがあります。
一般に頚椎症性神経根症は、頚椎を後ろへそらせると神経の圧迫がひどくなるため症状が強まり、上を向いたり、うがいをしたりするときに痛みが強くなる傾向があります。
痛みの程度は人それぞれですが、なかには耐え難いような痛みを訴える人もいます。
そのため、頚椎症性脊髄症と比べて頚椎症性神経根症の方が重症と思われがちです。しかし頚椎症性脊髄症は脳から続く太い神経であり、修復や再生が難しいとされているため、現実的には脊髄症の方が重症とみなされています。
頚椎症性神経根症は頚椎症性脊髄症と同じく、まずは保存療法を行います。
痛みが強い場合には消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、神経障害性疼痛治療薬などを用いて軽減したり、装具療法によって頚部の安定性を保持したりします。
しかしそれらの治療を行っても効果が期待できない場合には、神経を圧迫している頚椎の一部を切除し、圧迫を解放する手術を行うことがあります。
4.頚椎捻挫
むちうち症とも言われる疾患で、首周りの筋肉や靭帯に急激な衝撃が加わることによって、痛みなどが生じることをいいます。
外傷性頚部症候群と呼ばれることもあります。
長期間にわたって頚部痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどの症状が出ることがありますが、レントゲン検査を行っても骨折や脱臼などの異常は認められない、という特徴があります。
受傷後、2〜4週間は安静にすることが必要です。
ただしそのあとはできるだけ速やかにストレッチを開始するなど、頚椎を動かすことで痛みの長期化を予防することができます。(*12)
(*8)一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
(*9)公益社団法人 日本整形外科学会 整形外科シリーズ6 「頚椎椎間板ヘルニア」
(*10)公益社団法人 日本整形外科学会
(*11)一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
(*12)公益社団法人 日本整形外科学会
2.腰椎疾患
頚椎と同じく、腰椎も疾患が多い部位であり、たくさんの人が腰の痛みなどの症状になやまされています。
そもそも腰椎は上半身と下半身の繋ぎ目として負担のかかりやすい場所であり、人間が体を曲げたり、そったり、ねじったりといった動作は、腰椎と骨盤によって支えられています。
本来、人間の脊椎はゆるやかなS字カーブを描いています。なぜなら、S字を描くことで体重がうまく分散され、重力に耐えることができるのです。

しかし、猫背や反り腰などの不良姿勢が続いたり、運動や仕事などで腰に負担のかかる動作が多かったりすると、S字カーブが崩れて特定の筋肉に負担がかかり、痛みや張りなどの違和感が生じるようになります。
特に、腰椎の自然な反りがなくなって頭が前に出てくると、上体の重さを腰が支えることになり、腰椎に大きな負担となってしまうのです。
また、加齢も腰椎に大きな影響を与えます。加齢に伴って腰の骨や椎間板に少しずつ変性が生じると、椎間板が薄くなって骨と骨がぶつかり合う衝撃が大きくなったり、神経の通り道である椎間孔が狭くなったりすることがあります。
それにより、さまざまな症状が出現するのです。
腰椎の疾患としては、以下の3つが多く見られます。
1.腰椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニア同様、腰椎においてヘルニアが起きる疾患のことを腰椎椎間板ヘルニアといいます。
加齢や腰への負担、腰回りの筋肉の衰えなどを原因として、腰椎椎間板ヘルニアが発症すると、腰背部、臀部、下肢のしびれや痛みが生じます。
症状が進むと、足に力が入らない、つまずきやすくなるなどの運動障害が起こることもあり、また、圧迫される神経の部位によっては残尿感や便が出にくいなどの症状(膀胱直腸障害)が出ることもあります。

腰椎椎間板ヘルニアの症状の特徴は、前屈みになったときに症状が強くなることです。
これは前屈みになるとヘルニアの突出部位が神経に与える刺激も大きくなるためで、症状が進むと椅子に座ることが難しくなることもあります。
腰椎椎間板ヘルニアは非常に一般的な疾患であり、日本においては全人口の約1%が罹患しているというデータもあります。(*13)
通常、消炎鎮痛薬などを内服することで痛みの改善をめざします。
痛みが強い時期には腰部を安静にしたり、コルセットなどを装着する装具療法を行ったりし、さらに症状がひどければ神経ブロック療法を行うこともあります。
急性期を過ぎると骨盤牽引のほか、運動療法を行うことで腰回りの筋肉を強化し、腰椎への負担を軽減することをめざします。
一般的には、これらの薬物治療や理学療法で症状の改善を期待することができますが、痛みが治らない場合や、排尿・排便障害が出現している場合には手術を行うこともあります。(*14)
現在日本では人口10万人あたり約50人が、腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けているとの報告もあります。(*13)
2.腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、加齢などを原因として脊柱管の周辺にある組織が変性し、脊柱管が狭くなることで内部を走っている脊髄が圧迫され、さまざまな症状が出現する疾患のことをいいます。
年齢を重ねると、椎間板の線維輪が弱くなり、その部分をカバーするように組織が膨隆したりすることもありますし、椎間板が弱くなるとそれを補うように黄色靭帯が肥厚したりすることがあります。
そのようにして、脊柱管の周辺にある組織が変性をすることで脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫されてしまうのです。

腰部脊柱管狭窄症を発症すると、下肢の痛み、しびれ、麻痺、脱力などが生じます。
場合によっては股間のほてりや残尿感、便秘などが見られることもあります。
また、腰部脊柱管狭窄症に特徴的な症状は、間欠跛行です。
これは、歩き始めると下肢が痛くなり、休息すると痛みが治ってまた歩き出すことができるが、しばらくすると再び痛みが出現する、というもので、この症状が継続すると長距離を歩くことができなくなり、下肢の運動機能低下につながって、やがてロコモティブシンドロームへ至ることがあります。(*15)

軽度であり、日常生活にあまり支障が見られない場合には、安静にしたり、薬物療法を行ったり、コルセットなどの装具を着用したりして症状の改善を目指します。
しかし狭窄が高度であり、下肢のしびれや痛みが強い場合や、間欠跛行の症状が顕著な場合などは、固定術などの手術を行うことがあります。
3.腰椎すべり症
腰椎すべり症とは文字通り、何らかの原因によって腰椎がずれてしまう病気のことをいいます。
原因や病態によって「分離すべり症」と「変性すべり症」に分けることができます。
・分離すべり症
椎体と椎弓が分離してしまう病態のこと。成長期に腰の疲労骨折を起こし、腰椎が分離した状態となる「腰椎分離症」を発症したことがきっかけで、その後、徐々に分離すべり症へ進行していくことが多い。
・変形すべり症
背骨の分離はなく、骨の位置がずれてしまう病態のこと。加齢により、椎間板などの組織が変性することが原因となる。

これらのうち、発症の頻度が高いのは変性すべり症です。
特に40歳以降の、中年期の女性に多くみられるため、加齢のほかにも女性ホルモンが発症に関わっているのではないかと推察されています。(*16)
腰椎すべり症を発症すると、脊柱管や神経根の狭窄や圧迫が引き起こされます。
それに伴い、腰痛や脚のしびれ、痛み、脱力感などがみられるようになります。
背骨の神経の圧迫が強い場合は、間欠跛行が起きることもあります。
他の腰椎の疾患同様、まずは薬物療法や装具療法、運動療法などの保存療法が適用になります。
しかしそれでも症状の抑制が期待できない場合や、日常生活に支障が生じている場合などは、手術に踏み切ることもあります。手術の適応になります。
(*13)一般社団法人 日本脊髄外科学会
(*14)公益社団法人 日本整形外科学会 整形外科シリーズ2 「腰椎椎間板ヘルニア」
(*15)公益社団法人 日本整形外科学会 整形外科シリーズ8 「腰部脊柱管狭窄症」
(*16)一般社団法人 日本脊髄外科学会
まとめ
脊椎は人間のさまざまな活動を支える支柱の存在。家や建物も柱が崩れたらあっという間に脆弱性が増すように、人間が健康を維持するには脊椎の健康管理が重要です。痛みやしびれなどがみられたら、ぜひ早めに受診を。症状が軽度であれば手術をせずに済むことも多いので、まずは整形外科に相談してみましょう。


