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2020.11.07リハビリテーション

第56回 患者さんの質問⑥(自転車について)

第56回 患者さんの質問⑥(自転車について)

Good Joint Life!

–人工関節とリハビリテーションのブログ–

第56回 患者さんの質問⑥(自転車について)

 

皆様、おはようございます、世田谷人工関節・脊椎クリニック、リハビリテーション部の理学療法士の露木です。

 

 

今回は患者様からの質問シリーズ第6弾としまして、「人工関節手術後の自転車乗車に関する注意点」について書きたいと思います。

 

関節の痛みがあると、歩くよりも自転車の方がラク!

 

ということで、手術前に自転車によく乗られている方も多いと思います。

 

日頃の業務において、そのような患者様が手術後の自転車乗車に関して疑問に思われることが多いと感じています。

 

手術後の自転車乗車に関しましては、まずは以下の2点に注意が必要です。

それは、

 

・手術後の経過と手術部位の状態

・手術を行った関節の可動範囲(関節可動域)の状態

です。

 

前者に関しましては、主治医が定期診察にてその状態を確認し、自転車乗車の可・不可を判断します。

 

後者に関しましては、リハビリテーションスタッフが関節可動域の評価を行い、自転車乗車の可・不可を判断します。

 

そして今回のブログでは、自転車乗車に必要な屈曲(関節を曲げる)関節可動域について、少し深く考えてみます。

 

”低床型三輪自転車におけるサドル高設定の違いがペダリング運動時の股関節及び膝関節の屈伸角度に及ぼす影響についての予備的研究(帝京科学大学紀要 Vol.10(2014)pp.187-191 )”という文献を参考にしました。

 

結論からお伝えしますと、

 

・股関節屈曲可動域は80°程度

・膝関節屈曲可動域は130°程度

が必要と考えます。

 

これらの関節可動域が獲得できているかどうかを、私たちリハビリテーションスタッフが評価させていただきます。

 

最後になりますが、

 

自転車乗車におきましては上記の関節可動域以外にも、

 

・筋力

・体格

・バランス

・手術前に安全に自転車に乗れていたかどうか

・乗ろうとされている自転車の大きさ

 

等も重要な因子となり、これらによって、必要な関節可動域も変化する可能性があることも頭に入れておく必要があると思います!

 

自転車乗車が目標になる患者様におきましては、まずは必要な関節可動域が獲得できるよう、一緒にリハビリテーションを頑張っていきましょう。

 

 

雨にも負けず風にも負けず、毎日自転車に乗っている露木でした。

 

長くなりましたが、拝読ありがとうございました。

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