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人工股関節置換術とカップの固定方法2

人工股関節置換術とカップの固定方法2

快適歩行

人工関節・脊椎ブログ 第166

 

166回目のブログ投稿です!

3月28日は三ツ矢サイダーの日です。

たま~~に炭酸飲料飲みたくなる

世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。

 

 

 

今回のテーマは

人工股関節置換術とカップの固定方法2です。

 

 

 

 

前回のブログで人工股関節のカップを固定する際に

スクリューを使うかどうかについて触れました。

 

 

 

 

今回は実際にどうやって

セメントレスのカップを固定しているのかについて説明したいと思います。

 

 

 

 

骨盤のなかの寛骨臼の直径は約50mmくらいの大きさことが多いのですが、

仮に直径50mmのカップを骨盤内に設置するとしましょう。

 

 

 

その場合は、骨盤内を49mmの半球状になるように削ります。

あえて予定カップサイズの1mm程小さく削るのです。

 

 

 

49mmの穴が削られた骨盤内に

1mm大きい50mmのセメントレスカップを

ハンマーを用いて骨盤に打ち込みます。

 

 

 

そうすると、

骨盤の削られた半球状の部分に1mm大きいものが

強い力で打ち込まれると

プレスフィットと言って

カップが骨盤の中にがっちりと固定されてしまうのです。

 

 

 

一度固定されてしまうと手の力では簡単に動かせません。

それくらいしっかりと固定されてしまいます。

 

 

 

セメントレスカップの初期固定がきちんと得られれば、

3か月程度するとカップに骨が入り込み、

骨盤とカップが一体化してしまいます。

一体化してしまえば、もう簡単には取れません。

 

 

 

という感じです(笑)

 

 

 

以上、簡単ではありますが

カップの固定方法についてでした~。

 

 

「ハンマープライス!」

 

 

 

とんねるずの生ダラを毎週見てた

世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。

 

 

 

世田谷人工関節・脊椎クリニック

整形外科・放射線診断科

股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎

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